気づいたら年が明けてました。だから何やねんって話ですが。
無相関の検定
標本から算出した相関係数を使って、母集団の相関係数が0かどうかを検定すること。
検定は自由度がの分布を利用し、は標本から算出した相関係数、はサンプルサイズである。
母相関係数の信頼区間
次式を用いて標本から算出した相関係数を変換する。この変換をフィッシャーの変換という。
同様に母相関係数を変換したものをとすると、
と表せる。
はサンプルサイズが大きい時には平均、分散の正規分布に従う。これらを用いてを標準化すると、
となる。
最後にを母相関係数に戻し、[tex: Z_L(Z{Lower})]、[tex: Z_U(Z{Upper})]を次のように書く。
となる。
偏相関係数
2つの変数の相関が第3の変数によって高められる、または低められる場合に2変数から第3の変数の影響を取り除いて求めた相関係数のこと。
1つの因子を、2つ目の因子を、3つ目の因子をと置く。との相関係数を、との相関係数を、との相関係数をとする。これを用いて、の影響を除いたとの偏相関係数を表すと、
と表せる。
層別解析
データの中に幾つかの異なる性質の集団が含まれている場合、データを分割して解析すること。
例えば、各都道府県の年間日照時間と年間平均気温の関係を表すと、年間日照時間が長い都道府県ほど平均気温が高くなります。しかし、雪の多い都道府県と雪の少ない都道府県で層を分けて解析すると、雪が多いか少ないかで結果が変わってくることがあります。
まとめ
用語 | 意味 |
---|---|
無相関の検定 | 標本から算出した相関係数を使って、母集団の相関係数が0かどうかを検定すること |
母相関係数の信頼区間 | 母相関係数の信頼区間は、 |
偏相関係数 | 2つの変数の相関が第3の変数によって高められる、または低められる場合に2変数から第3の変数の影響を取り除いて求めた相関係数のこと |
層別解析 | データの中に幾つかの異なる性質の集団が含まれている場合、データを分割して解析すること。 |