ある日友人から以下のブログのネタをいただきました。それの第2弾です。
第1弾はこちらです。
テーマ→人の成長
エンジニアの世界にもいろんな技術があるけど
- 何か一つの技術を極めてから、他の技術に手を出す
- いろんな技術に触れ、自分の好きや得意を見定めてから極める
どっちが成長できるのか?
人の成長と考えると非常に広いテーマになりますが、一旦ここはエンジニアに限定して話を進めることにします。
加えて、一人で考えてもそれは独りよがりな考えにしかたどり着きませんので、周りの知人に上記についてどう考えるかを聞いてみました。いずれも一意見ですので、批判することなく、参考程度にお願いします。
※意見を聞いた当時の状況をできるだけ再現したいと思い、「対話形式」で書いています。誰一人として対話なんてしていないのですが、まぁ、そこはご容赦ください。
Cさんの考え
私:上記のテーマについてどう考えますか?
C:今までは後者が普通だと思っていました。いろいろな技術に触れられるし、それを駆使して開発するのが楽しいですし。
C:でも、いつになったら得意とか好きなものが分かるのかなと考えるようになりました。
C:もしかしたらいつまでたっても分からないままなんじゃないかと。
C:そう考えると、とりあえずでもいいから進むべき道を決めて走りだした方がいいのかな?と考えるようにもなりました。
私:なるほど。一歩目を踏み出してしまえばあとは進むだけですからね。
C:けれども、それもリスクがあるんですよね。
私:というと?
C:Aさんがおっしゃっていたように、エンジニアの世界というのは新しい技術がどんどん出てきますよね?
C:特に技術は流行廃りがありますから。本当にその道でいいのかという疑問もあります。
私:つまり、ある技術を学んだはいいが、実はその技術が時代遅れになりうるかもしれないということでしょうか?
C:そんな感じです。
C:ま、こういう類のテーマは答えがないですからね...。
C:ひとまず、私としては何かを選択したうえで極めた方が成長できるのではないかと、今は考えています。
私:なるほど。ありがとうございます。
Cさんの結論
- 今までは後者が普通で、いろいろ考えてから進むという選択肢だったが、その時がいつ来るのかは分からない。
- それだったら、一度進むべき道を決めてそれに集中したほうが成長が早いと考える。
アラサー新卒エンジニアさんの考え
私:上記のテーマについてどう考えますか?
アラサー新卒エンジニア(以下、アラサー):私は後者派です。
私:それはなぜでしょうか?
アラサー:前者のために後者がいると考えるからです。
アラサー:「技術」の種類によるかもしれないですが、多種多様な構造やアルゴリズムに触れていないと、一つの技術を極めるのは無理なのではないかと思います。
私:つまり、広く浅く最低限は知るべきで、そのうえで気になった技術を学ぶという感じでしょうか?
アラサー:そうですね。大体そんな感じです。
アラサー:そもそも広く浅い知識がないと実現できない技術もありますよね、Webサービスのように。
アラサー:機械学習もPythonだけやっていればいいわけではありません。
私:極端な話で言えば、バックエンドの知識だけの人だと、フロントエンド側ができないということでしょうか。
アラサー:極端ではありますが、そうですね。
私:なるほど。う~ん、耳が痛い話です(笑)。
アラサー:確かに(笑)。とはいえ、大多数の人は当てはまると思いますよ。
アラサー新卒エンジニアさんの結論
- 成長するで言えば、いろいろな技術に触れた方がいい。そもそも一つの技術で完結するものはない
- そのうえで、気になる技術があればそれを学ぶスタンスで
アラサー新卒エンジニアさんの余談
私:今回の話をブログにまとめようと考えているのですが、よろしいでしょうか?
アラサー:いいですよ。
アラサー:アラサー新卒エンジニアでお願いします。
私:あ、はい(Aさん、Bさんみたくしようと考えてたんだけど...。ま、いいか)。
次回
次回で最終回です。お楽しみに。