obnizでIoT電子工作~クイックスタート版~
♪テテテテッテッテー(ドラクエ風)
kurasherは obnizを てにいれた !
というわけで、先のハッカソンで企業賞をいただいたobniz様からobnizが届きました。
今回はそのobnizを使って、クイックスタートの記事をもとにLチカ(LEDチカチカ)的なことをやってみます。
ちなみにですが、私は生まれてこのかた、ドラクエというものを一度もやったことがありません。
obnizとは?
一言で言ってしまえば、クラウドから操作するIoT開発ボードです。
詳しくは以下に書いてありますので、そちらを参照してください。
obnizとは
上記URLの説明を読む限り、通常のIoT開発では、それぞれのエッジコンピュータにそれぞれのファームウェアが必要でした。
そのため、エッジコンピュータごとにファームウェアを用意する必要があり、そのファームウェアごとにソフトウェアの開発をする必要があります。
一方、obnizはファームウェアをobniz Cloud上に集約しているため、それぞれのエッジコンピュータにobnizOSさえインストールされていればどんなハードウェアもobniz Cloudを経由して動かすことできるようです。
ちなみに、ファームウェアとは、物体としての電子機器に具体的な仕事をさせるために組み込む、制御用のプログラムのことを指し、
エッジコンピュータ(エッジコンピューティング)とは、データの発生源及び活用の場に近いところでの情報処理端末のことを指すようです。
obnizをWi-Fiに接続し、起動する
obnizスターターガイドがあるので、こちらを参考に進めていきます。
obnizスターターガイド
上記URLから「とにかくはじめる」をクリック
すると、クラウドにつなげるから公式デバイス別にクイックスタートが用意されています。
今回のデバイスはobniz Board(1Y)なので、これをクリック。
すると、起動とWi-Fi設定というページに飛びます。
こちらのページを下にスクロールすると順にobniz Boardの起動からWi-Fi設定、プログラムの実行まで行けます。
が、
上のような画面が出たため、こちらのURLに移動します(どうやらOSが違ったようです)。
obniz クイックスタート(obnizOS 2.1.1以前)
基本的には上記のクイックスタートから順にやっていけば、Lチカまで行けます。
Step1. obniz Boardの起動
モバイルバッテリーやPCから給電することでobniz Boardが起動します。
機種によりますが、USB Type-CもしくはマイクロUSBが必要です。
起動してしばらく経つと下の画面が出てきます。
Step2. Wi-Fiに接続
ディスプレイ上に出てきた「Switch this!」に沿って、ダイヤルスイッチを押します。すると、Wi-Fiのリストが出てくるので、使用するWi-Fiを選択します。
ここで、選択できるWi-Fiは2GHz帯しかつながりません。5GHz帯は無理なのであきらめましょう。
つなぎたいWi-Fiが見つからない
つなぎたいWi-Fiが見つからない場合、
- obniz Boardの電源を抜き差し
- obniz BoardのFactoryReset
- Wi-Fiルータの再起動
などを試してみてください。
私の場合はルータの再起動でつなぎたいWi-Fiが表示されるようになりました。
つい先程までwifiにつながっていたobnizが繋がらなくなりました
プログラムを実行する
接続するWi-Fiのパスワードを入れて、うまく接続されるとディスプレイに以下のように表示されます(obnizIDは各々で違うはずです)。
このQRコードをスマホから読み取るか、パソコンから開発者コンソールのプログラムエディタを起動します。
実行するだけならスマホから読み取ってもいいとは思いますが、私の場合はうまく読み取れなかったので、PCから入ることにしました。
プログラムエディタを起動すると、以下の画面が出てきます。
テキストエリアにディスプレイ上に表示されているobnizIDを入力します。すると、以下のような画面が出てくるかと思います。
ここで、プログラムを修正して実行を押せば、プログラムを実行できます。
初期の状態では文字の入力と、LEDのON/OFFができるようです。
プログラムを実行する~文字入力~
おぉ~、できてますね!
プログラムを実行する~LED ON/OFF~
こっちに関しては、obniz クイックスタート(obnizOS 2.1.1以前)のようなLEDが無く、代わりのものとして下の部品がありましたので、こちらで代用します。
何とかLEDを点灯させようとして、以下のようにつないでみました。
- 0にSend
- 1にRecv
- 2にGND
をつないでいます。間違っているだろうけど、まぁいいでしょう。
で、LEDを点灯させてみると、
おぉ、点きました!!
......なんか、思ってた場所と違うところが点いてる......
LED電球の代用となった部品ですが、裏面を見ると、IR Transceiver Moduleと書いていたので、それが原因かもしれません。
LEDをつける際は、ちゃんとした部品を使うべきですね...。
最後に
クイックスタートを見ながらとはいえ、何とかLEDを点灯させることが出来ました(?)。
他にもobnizで出来ることはたくさんあり、サンプルコードもあります。
皆さんもobnizを使って、電子部品工作の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?