前回は離散型の同時確率分布でした。今回は連続型です。
同時確率分布とは
確率変数が2つある場合に、それぞれの確率変数がとる値とその確率の分布を合わせて表したもの。
今までは、確率変数がの一つしかありませんでした。しかし、今回は2つになったため、イメージとしては確率変数、の2つを使って、目的変数であるを求める感じです。
連続型同時確率分布
確率変数であるとがそれぞれ同時確率変数である場合、との同時確率分布を表す関数を同時確率密度関数という。
かつとなる確率は、
となります。この式では、とあるように、の範囲を先に計算します。
また、かつの範囲で計算すると、
となります。
周辺確率密度関数
離散型でも見たように、ある確率変数を抜き出してその確率の総和を求めた関数のことを周辺確率密度関数と言います。
だけの関数を求める場合は、について積分、
だけの関数を求める場合は、について積分します。
同時確率分布から確率を求める
の時、を求めよ。ただし、以外はである。
まとめ
まとめです。てか、まとめも「忙しい人」用にもなっていないという...。
用語 | 意味 |
---|---|
同時確率密度関数 | との同時確率分布を表す関数 |
周辺確率密度関数 | ある確率変数を抜き出してその確率の総和を求めた関数 |